4. 7世紀後半の仏教美術の研究5.アナトリア,バルカン,エーゲ海地域の先史時代の小像に関する調査研究6.ポンペイ第二様式壁画の研究7.美術館をとりまく社会の基礎研究(美術館利用者の美術館に対する意識調査)したい。研究者:早稲田大学文学部助教授大橋一概要:白鳳時代の仏教美術について,この時代の官寺造営組織(造寺司)によって建立された寺院の造営過程を考察することによって,官寺並びにその本尊たる仏像の実態を明らかにし,この時代の仏教美術の本質を捕らえ上代仏教美術史の再構築を試みる。研究者:大阪大学文学部助手大村正概要:新石器時代から初期青銅器時代まで(前7千年紀から3千年紀)のアナトリアの小像について,その形式と意味がどのように時代的展開したかということと,バルカンやエーゲ海諸島の小像との相関関係がどの程度認められるかということを考察する。研究者:筑波大学芸術学系講師概要:ポンペイ第二様式絵画の特徴を構成する諸要素を分析し,その要素を一つでも有するデロス,アレクサンドリア,ソルントなどのヘレニズム絵画,ローマ,エルコラーノなどのローマ絵画を比較検討し,第二様式の新たな様式規定を行なう。研究者代表:北海道立近代美術館学芸部長武田共同研究者:奥岡茂雄・鈴木正概要:地域杜会及び住民が美術館に何を求め,美術館は何をもってそれに応えられるか,その本質を探り方策を究明することが必要と考え,美術館をとりまく社会各層の住民の美術館に対する意識を調査する。柳正規-5
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