概航13. 16世紀のイタリヤの美術家と古代遺跡16世紀イタリヤローマに集った,ラファエロを中心とするヴァテイカノ宮の美術家べきでなく,わが国の気象温度を考慮の上,独自の理論と技術が研究開発されなければならない。そこで西洋絵画の材料技法を科学的に調査し,構造と性質を明らかにし欧米の保存修復学を基に,モンスーン気候下の保存修復のあるべき姿を実験によって研究する。12.鎌倉時代絵画における風景表現の研究研究者:東京国立博物館研究員千野香織鎌倉時代のやまと絵系絵画を対象にその風景表現という一要素に着目し,絵巻,障屏画,仏画,垂迩画などのジャンルを超え,それら全体を貫く流れを追求しようとするものである。ー素描・版画・絵画に関する基礎研究ー・研究者:学習院大学大学院博士課程末永概要:について,彼等がルネッサンスを指向し,古代遣跡に対してどのように理解し,そして自らの作品にどのように反映させたかを,残された素描・版画・著作等から考査するための基礎的研究を行う。7-
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