鎌倉時代造像銘記の調査研究調査作品目録(昭和59年度)凡例1 本目録は,本研究で調査した作品を所在都県,所蔵者別にまとめて表示し,各像の形状・品質・員数・像高(cm)・造像記・納入品各要項を掲げた。2 造像記・納入品各要項は,年記のあるもののみ掲げ,造像記要項には銘記の位置と年記を,納入品要項には品名とその年記を示した。仏師の判明する場合はその名を記した。なお無年記の場合はその旨を記した。3 備考として*を付し,銘記ないし像の製作に疑問がある場合,また文献等により像の製作年代が推定される場合,その旨を記した。岩手県:延妙寺:阿弥陀如来像鈴木茂寿:阿弥陀如来像宮城県:油井一夫:阿弥陀如来像(福島県・旗野ハツ保管)福島県:都々古別神社:十一面観音菩薩像安穏寺:阿弥陀如来像立像,木,漆箔,玉眼,1枢,77.7造像記[像内]寛元元(1243)大仏師口運同子息幸賢立像,木,漆箔,玉眼,1枢,64.8造像記[像内]宝治2(1248) 大仏師千阿弥陀仏立像,木,彩色,1枢,97.6造像記[像内]暦仁2(1239) 立像,木,素地,1枢,61.4造像記[台座]天福2(1234) 立像,銅,1枢,48.9造像記[像背]文永8(1271) -85-
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