鹿島美術研究 年報第2号
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4日5日〜10日アウランガーバード31日60年1月1日11日〜13日ポンベイ14日15日〜18日バーローダM.S.大学(マハラジャ・サヤジラオ大学)考古陳列室調査。29日〜30日グワリアル同市博物館にて調査。遺跡及び考古博物館,ヴィディシャー博物館にて調査。遺跡において調査。2日ヴィシュヌ寺院にて調査。3日ダシャヴァターラ寺にて調査。州立博物館にて調査。アジャンター石窟,アウランガーバード石窟,ェローラ石窟にて調査。プリンス・オヴ・ウェールズ博物館,エレファンタ島石窟,カンヘーリー石窟,コーンディヴテ石窟にて調査。ナーシク石窟にて調査。今回の現地調査は,グプタ様式成立の課程を解明するための一助として行ったもので,特にこれまで未調査であったエーラン,バド・パタリ,デーオーガルの各遺跡,及びバーローダのM.S.大学に保存されているデーヴニモリの遺品を実見出来たことは大きな成果であったといえる。まず,デリーでは国立博物館蔵のグプタ期に属する彫刻を中心に調査・写真撮影を行った。先の留学期間中(1976■78)には,研究対象が専ら古代初期にあったため,同館のグプタ彫刻に関する調査は充分とはいえず,今回その点を補い得たことは幸であった。サーンチーギャラスプール,バド・パタリエーランデーオーガルポーパールナーシク_102-

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