鹿島美術研究 年報第3号
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1)本文篇2)資料篇a)唾玉集(尾崎尚文註)b)公文書等C)作品目録d)文献目録論荒井義雄NHK旧友会事務局長川村清衛写真家菊竹淳一,“TheCreation and Development of the Text and Iconography in the 肥塚隆,“TheBeginning of the Narrative Illustration of the Life of Buddha 橋明穂“Developmentof the Narrative Representation in the Early Cave 東京大学文学部教授高階秀爾出版の目的:本書は,日本近代洋画の先駆者の一人である川村清雄(1852-1934)を対象とした研究書であり,主に川村の活動の前半期にあたる明治末年までに内容を限っている。目的とするところは,従来,川村がわが国洋画史に果した役割の重要さに比して,その本格的研究がなされてなかったのに対し,実証的に川村の活動全般を調査・研究することにより,出生から画家への形成期,海外留学中の修学の実態,帰国後の画壇への影榔等を明らかにするとともに,今後の明治洋画史研究に資すべき基礎資料を提供することにある。本書は,作家研究としての本文篇と豊富な資料篇から構成され,川村清雄研究のみならず,明治洋画史研究上の基本文献となりうるもので,本書の刊行により学界に寄与するところは極めて大きいと確信する。刊行目次録文高階秀爾東京大学文学部教授随想・回想広津桃子文筆家Painted Scrolls of the Life of Prince Shotoku" in the Art of Gandharan Region" Paintings at Dounhang"(仮題)4.「川村清雄研究」Studieson Kiyoo Kawamura -234-

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