3)北イタリア* Brescia, S. Salvatore (9世紀）＿この聖堂の壁画は，様式及び身廊の装飾シス* Galliano (Cantu近郊），S.Vincenzo (1007年）及び洗礼堂S.Giovanni-S. * Novara,大聖堂洗礼堂(1000年頃）* Piobesi Torinese, S. Giovanni (1000年頃）* Civate, S. Pietro al Monte (1100年頃）及びS.Benedetto (12世紀）* Bardolino, S. Zeno (9世紀）ることは不可能であった。上記の諸聖堂のうち，S.Vincenzo al Volturnoについては，CampobassoのMolise地方文化財保存局のG.d'Henry女史が筆者の調査に立ち会った。このための仲介の労を取ったのは，FirenzeのS.Marco美術館長G.Bonsanti氏並びに，イギリスのEast遺構の発掘を行っているイギリス隊の責任者である。テムの点で，Reichenau壁画につながる要素が少なくなく，重要である。例えば，北側アーケードの人物メダイヨンに見られる顔面のモデリング法はReichenauのプロト・タイプとも考えられる程である。Brescia壁画の調査に当っては，市当局ていた足場から身廊北側の壁画を観察することができた。Vincenzoの壁画はReichenau壁画より，やや後のものであるが，後者に近い時代で大規模なバシリカ聖堂の装飾システムを残す作例は他にない点で重要である。この聖堂の調査に際しては，MilanoのLombardia地方文化財保存局のS.Coppa女史の紹介により，S.VincenzoのCustode,Panzeri夫妻の世話になった。Agliate, S. Pietro及び洗礼堂（11世紀）e Carponio, S. Michele, S. Salatore)も訪ねたが，各聖堂の初期中世壁画を調査すAnglia大学のJ.Mitchell氏である。同氏は目下，S.Vincenzo al Volturno修道院Lombardia, Piemonte, V eneto各地方における調査対象は次の通りであった。(Civica Pinacoteca Tosio-Martinengo館長B,Passamani氏）の許可を得て，S. SalvaotreのCustode,Santo氏の立ち合いのもとに，修復作業のために設営されAosta, SS. Pietro ed Orso (10/11世紀）Bardolino, S. Severo (12世紀）Novara, Duomo, Oratorio di S. Siro (13世紀）Milano, S. Ambrogio (12世紀）-219-
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