鹿島美術研究 年報第4号
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S. Giorgio di Valpolicella (12世紀)Pavia, S. Teodro (13-14世紀)Pavia, S. Giovanni Domnarum (12-14世紀)Verona, S. Fermo Maggiore Macco女史,Milano大学のC.S. Motel女史,MilanoのIstitutoBeato Angelico のV.Gatti師,Novara大聖堂のBrugo師,CivateのCustode,Canari父子,並びにPiobesiTorinese及びBardolino村役場の援助を受けた。また,Aosta壁画の撮影S. Satiro (9世紀);現在CantuのBancaCassarurafe Artigianaに保管されているGuilianoの断片(以前はMilanoのPinacotecaAmbrosianaにあったもの);現在VeronaのMuseoArcheologicoに保管されているVerona,SS, N azaro e Celso (996 portas (7 / 8世紀);Vigolo Marchese, S. Giovanni Battista (11世紀);Bonavigo, S. Maria ; N ovate Mezzola, S. Fedelino ; Spigno Monferrato, S. Quintino (12世Mals (Malles), St. Benedikt (9世紀)Burgeis (Burgusio), Kloster Marienbergクリプタ(1160-1170)Reichenau壁画との関連で極めて重要なMlistairのカロリング朝壁画の調査は,今で最近発見された初期中世壁画の見学も断念した。-220-(13-14世紀)上記の*印の聖堂の調査については,TorinoのPiemonte地方文化財保存局のM,deについては同市文化財保存局のProia氏より特別許可を与えられた。北イタリアにおいて,試みたものの調査できなかった壁画は次の通りである。Milano,年)の断片;Carugo,S. Martino (12世紀);ComoのSeminerioMaggioreに保管されているはずのS.Giorgio in Borgo Vico di Como (1082年)の断片。を予定しながら,今回割愛した北イタリアの聖堂は,Castelseprio,S. Maria foris 紀)である。なお,Aosta4)アルプス地域(スイス及び南チロール)この地域においては次の3聖堂の調査を行った。Mlistair (Munster), St. Johann (9世紀)これらのうち,南チロールの2聖堂(Mals及びBurgeis)の調査に当っては,Bolzanoの南チロール地方文化財保存局長Stampfer氏か筆者に同行した。回の海外調査の主眼の一つであった。調査に際しては,スイスの文化財保護の最高責任者であるFribourgのA.Schmid氏,並びに,Zurich大学のH.R.Sennhauser氏(Mlistair修道院における現行の修復•発掘作業の責任者)の了承を得ると共に,スイ

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