鹿島美術研究 年報第4号
263/268

江堀ー一原文字期からアカイメネス朝ペルシアまで一一—暁・・・・・•51出版の目的:本論集はペルシア美術史・東西交渉史の権威,故深井晋司博士の追悼論集として編集されているか,シルクロードの美術を時代的,空間的に幅広く,また様々な視点,方法を用いて論究している多様な研究論文よりなっている。その中には,日本人研究者でなくては書きえない斬新な論考も含まれており,深井先生が先鞭をつけたわが国のイラン美術研究,東西交渉史の基本的な研究方法,即ち遺物・美術作品に則して考察を行う精神か見事に開花している。特に本論集執筆者の大半を占める若手・中堅の研究者は,今後の西アジア美術史,考古学,東西交渉史を担ってたつ俊英であって,本論集はシルクロード美術の多角的研究のモデルケースとなりうる要素を秘めているものでありますから,その意味で深井先生の追悼論集に恥じないものと確信する次第です。深井晋司博士遺影深井晋司博士略歴・著作目録追悼の辞論文アジアにおける玉座の型式とその坐法についてラピスラズリのタプレットについてイランおよびアフガニスタン出土の分銅についてセミラミス伝説におけるアナトリア的要素ナルセー王叙任式浮彫に関する一考察――ーアナーヒター女神か王妃か―--目次波夫藤井純夫……1松島英子……3田辺勝美……101Pls. 438-451 Pls. 452-454 Pls. 455-467 Pls. 468-4 73 2.深井晋司博士追悼シルクロード美術論集Funerary statues Reliefs of a serving-youth Human Heads Others -245 -小)II 英雄・・・・・・83

元のページ  ../index.html#263

このブックを見る