di Veronaの経費負担によって修復の運びとなったため,同壁画の写真撮影は修復前Seccamani氏と連絡を取り,バラッツォ・デル・プロレットを庁舎とする州行政局にazione del ciclo cavalleresco del Pisanello a Mantova (Qua_cl_erni di P_ElazzoT~. No. 7, luglio-dicembre 1987所収)を上梓した。同論文では紙面の都合上,註の記載599-631の指摘通り,聖ヒエロニムスの生涯を題材とすると考えてほぼ間違いない)と,(Miinchen-Staatliche Graphische Sammlung, Inv. Nrn. 1963 : 261 recto, 1966 : 23 ; Amsterdam, Rijksmuseum 39, 1965 : 22 : Chicago, Art Institute, Margaret Day Blake Coll., 1957. 79 ; Ivan von Wood-ner Coll. n. 4等)との比較対照リアーノの壁画断片の調査を除〈と他の項目の調査撮影はすべて,1987年7月下旬および9月下旬に実行した。また(2)に関しては,壁画断片の発見者である修復家Romeo調査を申請済みである。目下壁画断片の修復作業が中断されているため,調蛮は1988年秋以降に実施できる運びである。また,前年度より継続調査対象となっている,ヴェローナのサンタ・マリア・デ,レラ・スカラ修道院聖堂グアンティエーリ礼拝堂のジョヴァンニ・バディーレの壁画は,1987年7月下旬よりヴェローナの銀行BancaPopolare もしくは修復中のものに限らざるを得なかった(図1は修復中の撮影による)。この撮影による写真資料を精察し,新たに諸文献を参照して既刊拙論「ピサネルロ研究(2)」(東京大学文学部美術史研究室紀要『美術史論叢』第3号1987年所収)を大幅に改稿した伊文論文GiovanniBadile collaboratore del Pisanelllo ? Contributo alla dat-に留めざるを得なかったものの,グアンティエーリ礼拝堂の聖者伝壁画(そのうち,数場面の主題を確定することはできないが,修復によって全場面が,G.Kaftal, ~ その主たる制作者ジョヴァンニ・パディーレ.ひいては彼の周辺に帰される素描作品Stichting, Inv. 1960 : 36, 37, 38, を試みた。現在,これらの素描作品の写真はほとんど全て所蔵先より購入済みであり,前記の比較対照は,近刊の拙論「ジョヴァンニ・図1~. Firenze 1978, pp. 480-502 fig. -112-
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