Pugliatti) Pugliatti) 5'義士復鰈図Vis 6237 寄託品(購入予定とのこと)寛政5年における上田秋成と小沢芦庵の初対面を描く。明治時代。箱裏に経済学士故滑川陽良素描* * 2'日高川(表題なし)火損の跡あり。絵はやや稚拙ながら力強い。筆致には東北院職人歌合絵巻に通ずるような古様さがある。詞書の字体も時代がありそう。室町時代・15世紀後半〜16世紀前半。(図1)** 3,文正草紙(表題なし)奈良絵風のすぐれた筆致による保存良好な絵巻。色彩が美しい。現在知られる文正草紙絵巻のなかで最良のものだろう。慶長・元和を下るまい。(図2)表題に「江戸火災之図竹澤養漢筆」とあり。火事の現場と火消しの活躍ぶりを描く。画風は英一蝶の系統をひく淡彩のおとなしいもの。風俗史料としての価値あるか。乾燥のため絹の継目がはがれてばらばらになっている。竹沢養深は古画備考によれば養川院の門人で「仕白川少将,画達者也,木引町長屋居,古画璧定取次,文化五年正月二十一日没」とある。義士討入りの一部始終を芝居風に描く。幕末明治初めか。ほかにもうひとつ奈良絵風の忠臣蔵あり。内容は5と似る。絵はいずれも下手。* * 6'狐草紙箱に「宗祇狐草紙巻物」と貼紙あり。箱裏に「狐草紙絵巻物土佐筆連歌師宗祇法師詞書」とあり。“KowadaKitsune 1 rouleau"の貼紙もあり。狐草紙絵巻は,従来足利義尚所持の一本が知られており,土佐光信筆と推定されている(美術研究270号宮次男氏論文参照)。これはある老僧が牝狐にたぶらかされて情交を結ぶという筋だが,これに対しローマ東洋美本は,全く別のストーリーによっており,あたかも「鼠の草紙」の主人公が鼠から狐にすり替ったような性質のものと見受けられる。画風も鼠の草紙に近い。くわしくは詞書の研究をまたねばならないが,1'二文豪対面図1幅紙本墨画京都画工原在寛作画とあり。紙本着色紙本着色紙本着色紙本着色一巻残欠28,7 X 262cm Inv. N. 12432 (Coll. ―巻室町末〜桃山時代17,3X822cm Inv. N.12433(Coll. * 4'江戸火災之図絹本墨画淡彩一巻幅26,5cm-242-
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