幅31,5cm墨と朱あった。これは日本政府によって修理されている(ベネチアサミットの機会に)。玉取姫,曽我兄弟の屏風もあった。* 2'鯉魚図6曲1双15121/15120 紙本墨画淡彩落款「稲升廣勤画(印)」「天保辛丑(1841)冬於写/梅花軒稲升」印「稲□画印」「興雲」稲升という画家についてはいまのところ不明。画題,画風からみて土方稲嶺ー派で黒田稲皐周辺の画家か。* 3,鯉魚図・芦雁図6曲1双金地墨画15117渡辺省亭筆明治22年168,2X 屏風は雨漏りにあって保存状態がおおむね悪いが,この作品は比較的保存がよい。しかし,下部に剥離がある。彩色鮮やかな師宣風の風俗屏風。墨田川の舟遊びか。宝暦・天明頃残念ながらこれも一部にしみの跡がある。15105 1巻の図巻をばらして一双に貼ったと思われるが,両隻の筆癖は微妙に違う。15114のほうに「貞重図」の落款あり。貼交6曲1隻絹地着色の猿図を1扇に8図ずつ貼る。各図(16,3 x 26, 8cm)に「巌泉」の落款あり。画風は全く森狙仙風保存よし<巻物〉* 7,山王まつり2巻紙本着色保存良好金泥金砂子を豊富に用いた細密な極彩色の画風(図4)だれの画稿かは不明だが,文明開化期の風俗の諸相を北斎漫画的多彩さで描いた興味深い内容。(図5)ど若干は検討に値する。* 8'画稿貼付巻物1巻紙本着色1巻12217 江戸後期紙本着色12195,12196, 12197江戸後期367cm 15127 4'舟遊び図6曲1隻5'四季の遊び腰屏風6曲1双1511215114 6'猿図9,後三年合戦絵巻の模写3巻10,馬飾りの図解11,諸家貼交15091 若沖,狙仙など。ほとんどだめだが訥言の「疏果図」な-244-15124 幅33cm江戸後期宝暦・明和ころか
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