12,平等院秋色図巧さのため一見肉筆と見分けがつかない。應陽は明治の円山派画家。プライスコレクションに「虎図」がある。* 14,来迎,釈迦誕生図双幅落款「孤祁居士写千煉心窟中」「孤邦池田三信焚香拝写」小幅ながら出来のよいもの。展示ケースのなかに永年入っているので保存はよい。15,下絵16,金閣寺雪景,月双幅<錦絵〉錦絵は幕末のものにほぼ限られているが,保存は極上。最も多〈,英山が100点余,ほかに国芳,国貞,英泉など北斎読本「水滸伝」11470 -11529 見開きをつないでのばしてある。保存良好。以上が今回調査したノートからの抜書である。工芸品は調査の時間がなかったが,ベネチア東洋美術館の蔵品は鍔約300,漆器約1100,染織約250,甲胄約200,と数は膨大である。鍔のなかには桃山を下らないと思われるような逸品もあった。く掛幅〉* 13,雪松に鹿図森一鳳横幅1軸「應陽写」とある原画を刺縄にしたもの。驚くべき精12180 池田孤村筆大判,小判と膨大にある。同じ画家のもの。印あり。弘化の年記あり鈴木万年500■600枚あり広重が図111908 紙本墨画・一部金泥各69X28cm12041 -245-
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