鹿島美術研究 年報第5号
69/290

クロードによる太陽とその光の表現の記録と分析を可能な限り完全なものにする作業と並行して,クロードの風景画の他の構成諸要素の研究と,クロードに関する絵画から建築,造園にまで渡る批評史の内容分析を継続し,新しい観点を含み,かつ妥当な結論に至ることができれば,近代の「ピクチャレスク」と西洋の「ランドスケープ」の一源流を求める研究としての意義を有し,一美術史研究として多少の価値を持ち得ると思われる。-53 -

元のページ  ../index.html#69

このブックを見る