II 越前地方の本地仏像の遺品3.同6.武生市岩内町三ノ宮神社(ここでC類を考慮したのは,神仏習合・本地仏成立の初期の状況を示す貴重な資料とされる延暦十年(801)成立の『多度神宮寺伽藍縁起資財帳』に,「神坐山の南辺を伐掃して小堂および神御像を造立し,号して多度大菩薩と称す」とあるように,別堂を建て,多度神の本地仏像あるいは神像を安置したことを記することよる。)A類1.朝日町大谷寺大谷寺木造十一面観音坐像像高64.5cm桧材ー木割り矧ぎ造彫眼漆箔十二世紀後半2.同木造阿弥陀如来坐像像高52.3cm桧材,ー木割り矧ぎ造彫眼漆箔十二世紀後半木造観音来坐像像高56.3cm桧材ー木割矧ぎ造彫眼漆箔十二世紀後半1. 2. 3は白山三所権現本地仏4.武生市西谷町ーノ宮神社木造薬師如来坐像像高135.2cm材不明一木造背剖り彫眼漆箔十世紀後半5.武生市荒谷町観音堂木造聖観音立像像高201cm桂材ー木造彫眼著彩(淡赤色)十二世紀木造阿弥陀如来坐像像高89.5cm桧材ー木造背剖り彫眼ベンガラ彩十二世紀後半B類1.今立野岩本岩本神社桧材ー木造彫眼漆箔十世紀後半木造薬師如来坐像像高55cm4 • 5 • 6は日野山権現の本地仏-77 -
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