6.東ペルリン国立博物館所蔵ガラスの研究7.「日本美術史・建築史用語の和英辞典」の編纂88年9月4日から9日までハンガリーのブタペストで開かれる第3回EURALEX(ヨ日程:63年4月8日〜24日研究者:山陽学園短期大学国際教養学科専任講師研究目的:戦前のドイツ隊が,メゾポタミアのアッシュール,バビロン,エジプトのメディスト,エルグローブ等で発掘,取得した前2000年紀のガラス容器についてはその資料的価値が非常に高いにもかかわらず,数々の事情から,東ベルリン国立博物館の奥深く蔵されたまま,現在までは,ほとんど調査されていない。今回,東ベルリン国立博物館より,日本側研究者の調査受入れが快諾されたことは,かつてない絶好の機会であり,この機に従来不明であった種々の問題点を現地において調査し,この成果を学会誌等で公刊することをめざしている。日程:63年8月21日〜25日研究者:東京工業大学工学部平井聖研究室研究生研究目的:ーロッパ辞書編纂者協会)の会議において,ペーレント,今西淳子らが編纂を進めている「日本美術史・建築史用語の和英辞典」について,ペーレントがアシスタント1名とともに紹介,説明する。第3回EURALEX会議には,世界30ヵ国から170の辞典編纂について発表申し込みがあったが,このうち約20編のみが発表を許された。本辞典がその中に選ばれたことは,編纂が行われているこの辞典のユニークさと,世界的な重要性が認められたためと思われる。この会議後,ペーレントはロンドンに行って,マクミラン書店でこの辞典の編纂が終了したあと出版する件について相談を行う。同時にスコットランドで15-16世紀の木造教会の屋根構造について調査する。この後,米国に行き,ロスアンジェルスで,辞典編纂中,醜訳作業を手伝ってくれている協力者と打ち合わせする。パリ,バルセロナ,ロンドンペーレントメリー・ネバー谷一尚/野由美子東ベルリン-239-
元のページ ../index.html#266