鹿島美術研究 年報第6号
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(2) 古代末期及び中世初期のキリスト教美術22部局の局長,ローマのドイツ考古学研究所,教皇庁考古学アカデミー等の客員教授3.中国,宋元時代ー一日本・藤原時代・鎌倉時代(内容略)(内容略)五.中日仏教彫刻の場所・材料の比較(略)六.中日仏師の社団組織及び仏師の社会的地位と活動事蹟の比較(内容略)説明,あらましの四.五.六項は要点のみでも三十ページあるので,省略させて戴きます。以上申請者:立教大学一般教育部教授名取四郎招致研究者:プロヴァンス大学人文学部教授(フランス)フェヴリェポール・ア)に←ール・フェヴリエ(Paul-AlbertFevrier)教授は,フランスのみならず世界における現在最も活躍中の,古代ローマ帝政期および中世初期の歴史,考古学,美術史の研究者である。とくに都市史の領域において,北アルリカ,南仏プロヴァンス地方およびイタリアの古代ローマ都市に関する発掘調査のすぐれた成果は,広く知られるところである。それとともに,形成期のキリスト教会史,キリスト教思想史,教父文献研究,さらにはローマのカタコンベ(地下墓所)の壁画,ローマおよび南フランスのキリスト教石棺浮彫等の美術史の領域においても,すぐれた業績を今日迄残しておられる。フェヴリエ教授は,パリのエコール・デ・シャトルに学んだのち,ローマのエコール・フランセーズ研究員となり,1964年に博士号を取得した。のち,アルジェリアのアルジェ大学古代ローマ史教授を経て,1968年以降,フランスのプロヴァンス大学の古代ローマ史教授となられ,現在に至っている。さらに今日,フランス国立文化財保護局の副局長(局長は文化相)を務め,さらに国立学術研究センター(C.N.R.S)の第も兼ねておられる。郁恵伯三月十二日ポール・アルベール・-254-

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