(1) 外国人研究者招致(2) 招致研究者の研究活動状況2.美術に関する国際交流の援助① 日本・東洋美術史の研究申請者:東京芸術大学長平山郁夫招致研究者:中国敦燻研究院資料センター副センター長劉(1) 滞在中の日程(訪問先及び内容宿泊先)平成元年4月より同2年3月まで,東京芸術大学美術学部の研究生として,同日本・東洋美術史研究室において,中国彫刻史を中心とする東洋美術史及び敦煙彫刻史を研究した。東京滞在中は,日中友好会館(東京都文京区)に宿泊。この間,京都国立博物館,京都泉屋博古館,大阪市立美術館,奈良国立博物館,東京国立博物館,東京根津美術館等を訪問し,主として中国の仏教彫刻を見学した。また,法隆寺,東大寺,薬師寺,唐招提寺等,奈良・京都の諸寺を訪問し,日本の古代仏教美術を調査した。① 関西への研究調査7月18日〜7月27日,京都,奈良,天理参考館蔵,敦燈古写経を調査。竜谷大学,京都国立博物館,唐招提寺,天理参考館,大谷大学で調査。11月3日〜11月12日,竜谷大学創立350周年「仏教東漸」学術会に参加した。また会場の通訳を担当(中国敦燻学の近況)。② 1990年2月17日,東洋文庫,内陸アジア出土古文献研究会の通訳を担当。「敦煙研究院,上海図書館,天津芸術博物館蔵古写本について」③ 東京国立博物館蔵,ミーラン壁画の調査。④ 「敦煙石窟保存の歴史的進程」の翻訳。《古文化財之科学》第33号⑤ 1989年4月,日本政府無償援助敦煙調査団の通訳を担当。⑥ 1989年11月〜12月,中国竜門石窟,敦煙莫高窟調査。⑦ 1990年2月,東京芸術大学美術学部日本・東洋美術の大学院試験に参加。合格,永増-220-
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