④ 日本の美術館に収蔵されているロダンの作品及びフランス近代彫刻の調査他申請者:東京大学文学部助教授河野元昭招致研究者:カリフォルニア大学バークレイ校教授ジャック・デ・カーゾ(フランス語原文からの翻訳)この度,貴財団のご好意により日本に滞在し,私の専門とするロダンを始め日本の古代から現代にいたる彫刻や西洋の近代・現代の彫刻について,知見を広めることができました。心より感謝申し上げる次第です。ここに私の滞在に関しご報告申し上げます。1.滞在日程A. 10月16日〜20日東京東京国立博物館,国立西洋美術館(「ロダンと地獄の門」展),国立近代美術館,箱根彫刻の森美術館,など。名古屋市美術館(「ドラクロワとフランス・ロマン主義」展),徳川美術館京都国立博物館,京都近代美術館,三十三間堂,平等院,東寺,苔寺,南禅寺,竜安寺,仁和寺,大徳寺,法隆寺,東大寺など。鹿島美術財団で講演「ロダンのバルザック像の栄光と悲惨」(通訳:高階秀爾東京大学教授)(28日)東京大学セミナー「ダヴィッド・ダンジェ」(30日)東京大学で講演「彫刻とロマン主義」(31日)鎌倉;近代美術館,報国寺(11月1日)以上の全日程にわたり,東京大学教授高階秀爾氏,同助手大野芳材,山下裕二両氏からは終始懇切な助言を賜り,美術館や社寺にご案内いただきました。各美術館では学芸員のかたからは貴重なご助言をいただき,その他東京大学の学生諸氏を始め多くの人から,親切なもてなしを受けました。ここに記して感謝いたします。B. 10月21日名古屋D. 10月28日〜11月29日東京,鎌倉-236-c. 10月22日〜27日京都,奈良
元のページ ../index.html#262