いる。結語以上は,調査結果をまとめる段階で得た所見の一部であるが,今後は,未だ解明されていないレリーフ・ラインの技法に関し,日本の陶芸技術との比較等を通して解明したいと思っている。また,機会を得て,新しいギリシア陶芸史研究の道を開拓しつつある「古代ギリシア陶芸に関する国際シンポジウム」(1984年アムステルダムで開催のときは,鹿島美術財団の助成を受けて参加)に出席し,新しい知見を資料として提出したいと思っている。"Umri.f3band”の使用が赤像式壺絵にとって,最も大切な意味をもっていると考えて247-
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