0上野市西盛寺木造薬師如来坐像（平成2年3月20日）なつみはったいの1.美術に関する調査研究の助成① 三重県の仏像の調査研究（昭和62年度助成）研究者：三重大学教授研究報告．． 0「三重・白山町瀬古区の木造十一面観音立像について」（『仏教芸術』184号，平成元年）R「松阪市樹敬寺の嘉元四年銘地蔵菩薩立像」（『三重の古文化』61号，平成元年）0「夏見廃寺と大来皇女」（『朝日新聞』平成元年四月十九日）0「文化財探訪ー彫刻」『三重県風土記』，旺文社発行，平成元年）0「三重県の仏像（l）」(『三重大学教育学部研究紀要』第41巻，平成二年）以上5件，抜刷，コピーを別添。なお，私の調査した下記4件の仏像を，三重県文化財保護審議会委員として，同審議会に提議し，審議の結果，それらは「三重県指定文化財」として指定された。0松阪市樹敬寺木造地蔵菩薩立像（昭62年）0南島町西方寺木造大日如来像（平成元年）0白山町瀬古区木造十一面観音立像（平成2年3月20日）〔上記の5件の研究報告のうちから，「三重・白山町瀬古区の木造十一面観音立像について」（『仏教芸術』184号，平成元年）を以下に転載する。一鹿島美術財団〕「三重・白山町瀬古区の木造十一面観音立像について」白山町八対野の常福寺には，古くから知られた平安初期の木造千手観音立像が伝わっている。像立52センチの小像ながら，特異な初期密教系彫像の一つとして，近年，新たな観点から見直され，評価を高めている。この常福寺にほど近い同町大字川口の小さな公民館から，最近，一体のきわめてすぐれた十一面観音立像が発見された。像高47センチ，ー木造のの檀像で，常福寺像と同じく平安初期の作である。三重県立美術館学芸員松山鉄夫毛利伊知郎-263-
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