鹿島美術研究 年報第8号
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7月9日平成3年度「美術に関する調査研究の助成」について,助成候補者の推薦依頼I.平成2年度主要業務日誌平成2年4月1日渥美健夫理事より,5,000万円の寄付を受ける。5月22日平成2年度助成金交付式・研究報告会をKIビル地下大会議室で開催。助成金交付式で,調査研究で47名,国際交流の援助で5名の研究者にそれぞれ鹿島会長から助成金が贈呈された。引き続いて研究報告会に移り,平成元年度に助成金を受けた関根浩子氏(飯田市美術博物館学芸員),八尋和泉氏(九州歴史資料館学芸第一課長),玉晶敏子氏(静嘉堂文庫学芸員),佐々木英也氏(東京芸術大学教授)の四氏から研究報告があった(聴衆180名)。5月25日第16回理事会ならびに評議員会を開催,次の議案が審議され,いずれも致で可決承認された。(1) 無償株式を基本財産に繰り入れの件(2) 受入れ寄付金を基本財産に繰り入れの件(3) 平成元年度収支決算報告の件(4) 平成元年度事業報告の件6月3日福岡市福岡銀行大ホールで,美術講演会(美術フォーラム)を開催。高階秀爾東京大学教授の「美術における寓意と象徴」と題する基調講演に続いて,高階教授,前川誠郎新潟県立美術博物館館長,稲垣良典九州大学教授,佐野みどり武蔵野美術大学助教授をパネリストに平田寛九州大学教授をコーディネーターとして,「美術からのメッセージ」をテーマにしたパネルディスカッションが約6月20日キャノン販売株式会社より,500万円の寄付を受ける。6月22日選考委員打合せ会を開催。平成2年度秋の東京美術講演会,平成3年度の地方美術講演会の日程と講師,選考委員会,助成金交付式・研究報告会の日程,研究報告者などを決定。7月2日「資産総額変更登記届」を文化庁文化部文化普及課へ提出,平成2年度末現在の登記済正味資産額は,799,300,388円。800名の聴衆を集めて行なわれた。-1 -

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