鹿島美術研究 年報第8号
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.,•く!OM `‘‘‘III■'9冑-ヽヽO 5 2)監幽II(平面図2)山の中腹,やや西寄りに建つ。型紫の北側に,ヴォールト天井を持つ廊下(1)があり,そこに身廊部への入口(2)がある。入口の上部と左右には人物を表したフレスコ画が残っており,「OCIOC...」(浄福者)など数文字のインスクリプションが読み取れる。入lコのまぐさ石は失われ,絵は不自然な形で切断されている。アプス部分はほぽ完全な形で残っている。最上部に十字架形の窓が開き,その下に3つの開口部がある。その左端(3)に天使の全身像を表すフレスコがある(図l)。アプスの南側の岩盤を堀り抜いた壁面にも,フレスコが断片的ながら広範囲に残っている。アプス下部にはシンスロノンがある。アプスの北側にはアーチ型の入口があり,そこから狭い周廊がアプスの後方まで延ぴている。(4)の地点には,地面に開口部があり,かつてはその上に構造物があった様子であるが,今は崩壊し中は瓦礫で埋まっている。これがクリプトの入口か墳墓かは不明である。平面図1ゲミレル島,聖堂IMl ぃ:が'.—•;•: 3、.1-"1' ' -265-= L シ詮だ.、9

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