磯晃博和正乾緩大勝満弘孝丞保副辻辻辻茂5.平成3年度美術に関する調査研究の助成ならびに国際交流の援助決定研究者。研至った。とはいえ光は単なる自然光であるにとどまらず,神の意志の反映という中世伝来の形而上的性格を未だ失ってはいない。こうして絶対者の現前とその意志のもとでの人間の非可逆的な運命をリアルに予覚させる場,つまりはドラマの空間がジョットによって新しく創造された。聖なる存在のしるしである円光の扱いその他いくつかの点でも,ルネサンスを予告する新しい試みや成果をこの絵にみとめることができる。究課題と研究目的の概要(1) 平成3年度の助成ならびに援助研究者の決定平成3年度の研究助成候補者の推薦は,下記の推薦委嘱者に依頼し,その推薦により78件の助成申請があったが,これを選考委員会で慎重に審議を行なった結果,「調査研究の助成」として47件,また「国際交流の援助」として5件を採択することとし,平成3年3月14日開催の第17回理事会の承認を経て決定した。なお,今後の国際交流援助,出版その他の援助については,平成3年度の予算枠内で申請の都度財団で審査し決定する。秋山光和伊藤郁太郎上原昭清次木村弘道坂本鈴木健―武田佐保子山秀男推薦委嘱者朝日上原奥岡茂雄久保嶋崎三喜男武塙林太郎成史田禎佑(平成3年3月末日現在)池上忠治由明上平陰里鉄郎金沢清水善三橋榮田村隆照成瀬不二雄(五十音順・敬称略)井上内山武夫江上国興斉藤武田恒夫田辺三郎助土屋良雄中山公男-18-
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