鹿島美術研究 年報第9号
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ると,なるほど彼の言う通り,グラフ上の数値以外のその前後のカーブが読み取れるようになったのであった。大変基礎的なことであるが,データをいかに幅広く読み取るかが大切であることを再認識した次第であった。日本製の手漉和紙を日本の博物館の燻蒸庫に入れ燻蒸をし,それを持って東京とオタワ間を度々往復しておこなったカナダと日本の共同研究の続行のためにご援助くださった脆島美術財団に心より御礼申し上げます。-281-

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