遣品には他にも作者の特定出来ない屈史画習作などが何点かあるか,ここには署名などからローランス作と特定出来るものを挙げた。作品につけた題名は仮題で歴史画習作と考えられるものが多いが,④以外は題名を調査中である。⑥はKanokoghiのスペル末尾のGHIから鹿子木孟郎の第1期留学時代にローランスから与えられたものと考えられる。①は第2期留学時代にローランスの別荘があるノルマンディー地方の避暑地イポールで)鹿子木に与えられた作品。このイボール滞在期が鹿子木とローランスの交流を考える上で最も誼要であり逍品には鹿子木作《ローランス画伯の肖像》(明治41年第2回文展出品・焼失)の写輿複製を台紙参考図版4.J.-P.ローランス<馬習作(「フランス憲章の宣言」パリ市庁舎壁画より)>/コンテ・キャンヴァス/24Xl9.2cm参考図版6.J.-P.ローランスく神殿の女たち>(仮題)/油彩・キャンヴァス/33X4lcm-35 -参考図版5.J.-P.ローランス<寺院のふたり>(仮題)/油彩・キャンヴァス/32.8X24.7cm
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