鹿島美術研究 年報第12号
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申_名氏辻1言1`展キュ稔広島大学教育学部教授(3) 美術に関する国際交流の援助(1) 外国人研究者招致斎藤成史大阪大学文学部教授新藤武弘跡見学園女子大学教授I`”:;` 東京ドイツ文化センタフ・ガイスマルクス・ヴェルンハートー文化部長請者所属・職名レーター)家)招致研究者ベルディング氏は著名な美術史研究家であり,その研究領域は,初期中世・ビザンチン美術から現代美術まで広い範囲に及んでいる。芸術学にも造詣が深く,『美術史の終焉』のような優れた著作がある。日本の研究者の中には,氏の研究に触発され,また,直接に助言・指導を受けた者も多い。ベルディング氏自身も日本に強い関心があるため,研究者との積極的な交流が期待される。(1994年4月3日〜4月15日)ハンス・ベルティング(国立カルルス)レェ・ホッホシューレ正教授)ガイスマール氏は,近年国際的にその業績が再考されているアビー・ヴァールプルグの方法論等の研究に対して高い評価を受けている。日本に於いても,ヴァールプルグの学術的な位置付けと評価を国際的な視点のもとに行い,理論の現代的応用について考察する気運が高まっているため,ガイスマール氏を招聘し,研究者との討論を通して,美術教育と美術展の企画に具体的な成果をもたらすことを目的とする。クリスト(1994年5月3日〜5月15日)マーク女史は,プリンストン大学の美術館やメトロポリタン美術館の東洋部長を勤めた経験があり,国際学会を通じて日本にも知己が多く,学会における知名度も高い。マーク女史は,跡見学園後援会による講座で講演を行うため,この機会に美術史学会東支部例会においても講演を開催することになっ(1994年11月27日〜12月4日)た。アルフリーフォーゲル博士は,ヨーロッパのロマン主義絵画の研究の一環として,ロマン主義絵画・版画にみられる中国や日本の庭園及び庭園と景観を含む建築のモティーフ等に注目し,「日本の庭園芸術と伝統的建築の研究」をテーマとして,日本の庭園芸術の調査研究を念願している。来日時には,共同研究と,ドイツでの国際会議開催の準備のため,日本の専門家と討議・交流を行う予定である。ゲルト・ヘルゲ・フォーゲル(グライフスヴァルト大学美術研究所専任蒻帥)(1994年2月15日〜4月15日)目的・期間援助額(万円)-9 -41 38 10 70

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