7月14日文化庁へ「平成6年度事業報告・決算報告届および資産総額変更登記完了届」を提出した。7月31日鹿島建設鞠四国支店より120万円の寄付を受けた。9月8日「鹿島美術財団の将来像を考える」懇談会を,6名の選考委員のほか特に,大高保二郎・跡見学園女子大学教授,西野嘉章・東京大学資料研究館助教授,佐野みどり・武蔵野美術大学教授,肥塚隆・大阪大学教授,図府寺司・広島大学助教授に参加願い,自由な意見交換を行った。10月5日儲八重洲プックセンターより50万円の寄付を受けた。10月30日財団設立当初から理事・評議貝を,また平成4年7月まで選考委員を務められた河北倫明氏が逝去(享年80オ)された。10月31日鹿島建設朦より500万円,かたばみ興業憫,大興物産朦,鹿島道路闊,ケミカルグラウト鞠よりそれぞれ50万円の寄付を受けた。11月15日鹿島美術財団「年報」12号(平成6年度版),「鹿島美術研究」(年報12号別冊)を刊行した。11月27日東京講演会は,KIビル大会議室において,辻惟雄・国際日本文化研究センター教授の総合司会により,山根有三・東京大学名誉教授が「寛永年間における達金碧画風の展開」と題し,また仲町啓子・実践女子大学教授が「光琳より見た宗達」と題しそれぞれ講演され,約120名が聴講した。12月20日第3回鹿島美術財団賞選考委員会を開催し,東京大学大学院博士課程・恵氏,文化庁文化財保護部文化財調査官・根立研介氏の2名を授賞者に内定した。平成8年1月31日平成8年度「美術に関する調査研究」助成申請(70件)について審査する選考委員会を開催し,48件(助成金額2,900万円)の採択を内定した。3月4日鹿島建設主催の第4回KAJIMA彫刻コンクール作品展に協賛した。3月18日第5回「日本美術史に関する国際大学院生会議」(JAWS)は今回から参加国の範囲を広げ,アメリカの他にヨーロッパ,オセアニア,アジアの大学院生(海外15名,日本17名)が参加して,3月18日〜28日まで東京と関西で開催され,鹿島建設関西研修センターでの研究発表会ならびに東京,京都,奈良等で寺院,美術館等の見学を行った。-2-
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