鹿島美術研究 年報第14号
19/114

1996年4月18日財団設立当初から選考委員を務められた上智大学教授・神吉敬三氏が逝去された(享年63オ)。4月24日文化庁へ「平成8年度事業計画ならびに収支予算届」を提出した。5月14日第3回鹿島美術財団賞授賞式ならびに1996年度助成金贈呈式をKIビル大会議室において開催,先ず1994年度の助成者のうちから選ばれた東京大学大学院博士課程・黒岩三恵氏と文化庁文化財保護部文化財調査官・根立研介氏に対して鹿島会長から財団賞が授与され,次いで佐用専務理事から1996年度助成金が助成決定者に贈呈された。引き続き行われた研究発表会では財団賞受賞者と,それに次ぐ優秀な研究成果をあげた東京大学大学院博士課程・漆紅氏と,近畿大学専任講師・蛾川順子氏の発表が行われた。6月2日本年度の地方都市での美術講演会は,北海道立近代美術館における「バイエラー・コレクション展」記念講演会として,同美術館,札幌テレビ放送との共催により,講師に国立西洋美術館長・高階秀爾氏ならびに東京国立近代美術館美術課長・本江邦夫氏を迎えて開催された。6月12日跡見学園女子大学教授・大高保二郎氏が故神吉敬三氏の後任として,選考委員に就任された。6月18日第28回理事会・評議員会を開催し,次の議案が審議されいずれも全員一致で承認された。(1) 1995年度事業報告の件7月8日本年度選考委員打合せ会を,木村重信,高階秀爾,辻惟雄,水野敬三郎,柳正規,大高保二郎の各選考委員が出席して開催し,秋の東京美術講演会,1997年度地方美術講演会の開催場所・開催日と講師を,また1997年度調査研究助成者選考委員会,第4回鹿島美術財団賞授賞式ならびに助成金贈呈式・研究発表会の開催日等を内定した。I. 1996年度主要業務日誌(2) 1995年度収支決算報告の件(3) 鹿島第99期株主総会における株主権行使等の件(4) 議事録署名人選出の件1 -

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る