みやしたきくろうW. 1999年度事業計画1.美術に関する調査研究の助成(予算額2,900万円)① 絵画等美術品に関する調査研究② 美術史に関する調査研究③ 美術館学に関する調査研究(2) 助成申請状況と選考1999年度の「美術に関する調査研究」の助成は,昨年7月末の締切日までに推薦委嘱者から88件の助成候補者の推薦があったが,9月30日の申請書の締切日までに提出された申請書は81件であった。この申請書について,本年1月29日の選考委員会で選考の結果,別紙助成内定者名簿のとおり,57件を採択することに内定し,本理事会の承認を得て正式に決定された。調査研究の助成を受けた研究者のうち特に優れた研究者を奨励するために,1993年度より「鹿島美術財団賞」を創設した。1999年度も,1997度に助成を受け,提出期限迄にその研究報告書を財団に提出し,1998年度発行の「鹿島美術研究」(「年報」第15号別冊)に報告書が掲載された研究者を対象として,特に優秀と認められる研究者を選考した結果,下記の2名が授賞者に内定し,理事会で正式決定された。第6回鹿島美術財団賞授賞者宮下規久朗(35歳,神戸大学文学部助教授)研究課題『「移行期」のローマ画壇とカラヴァッジオ』研究課題『ナチスドイツと日本美術:1939年の「伯林日本古美術展」の展覧会評を通して』(1) 助成対象(3) 第6回鹿島美術財団賞-27-晏伝みゆき(39歳,跡見学園女子大学ほか講師)
元のページ ../index.html#51