鹿島美術研究 年報第21号
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(1)第10回鹿島美術財団賞授賞式・2003年度助成金贈呈式・研究発表会(年報19号別冊)に掲載された研究者を対象として、2002年12月6日に開催された選考委員会にて選考した結果、次の2氏が授賞者に内定し、2003年3月11日の理事会で正式に決定した。授賞者:九州歴史資料館学芸員慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程後期望月典子氏財団賞の授賞式は2003年5月16日午後1時30分より、鹿島KIビル大会議室で行われ、選考委員を代表して、高階秀爾・大原美術館館長から選考理由の説明があった後、当財団会長鹿島昭ーより、た。高階秀爾選考委員(大原美術館館長)の選考理由説明:今回の財団賞は2002年度刊行『鹿島美術研究』収載の48件の論文を対象として、内定し、2003年3月開催の理事会にて決定されました。対象となった報告論文にはきわめて優れたものが多く選考は長時間にわたりましたが、最終的に、九1+1歴史資料館の井形進氏と慶應義塾大学大学院の望月典子氏が受賞者と決定致しました。その理由については、選考委員のうち最も専門の近い有賀委員と大高委員に執筆をお願い致しましたので、ここで読み上げさせていただきます。2.美術振興事業① 第10回鹿島美術財団賞授賞式第10回財団賞の選考理由について高階秀爾委員より以下の通り、ご報告があった。2002年12月6日開催された選考委員会にて6名の選考委員による厳正な審査を経て左望月氏右井形氏当財団では、美術研究の一層の充実をはかり、研究意欲を高めるため1993年度から鹿美術財団賞を創設し、毎年「美術に関する調査研究」助成を受けた研究者のうち、特に優れた研究者2名に対して授与している。本年度は2001年度に助成を受け、提出期限までに研究報告書を提出し、『鹿島美術研究』井形進氏授賞者に対して賞状と副賞50万円を授与し-13 -

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