鹿島美術研究 年報第22号
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―12―(年報20号別冊)に掲載された研究者を対象として、2003年12月19日に開催された選考委員会にて選考した結果、次の2氏が授賞者に内定し、2004年3月5日の理事会で正式に決定した。授賞者:ニューヨーク市立大学ザ・グラデュエイト・センター美術史学科博士課程                大島 徹也氏東北大学専門研究員                五月女晴恵氏財団賞の授賞式は2004年5月14日午後1時30分より、鹿島KIビル大会議室で行われ、選考委員を代表して、河野元昭・東京大学大学院人文社会系研究科教授から選考理由の説明があった後、当財団会長鹿島昭一より、上記、授賞者に対して賞状と副賞50万円を授与した。河野元昭選考委員(東京大学大学院人文社会系研究科教授)の選考理由説明:第11回財団賞の選考理由について、河野元昭委員より以下の通りご報告があった。今回の財団賞は2003年度刊行『鹿島美術研究』収載の48件の論文を対象として、2003年12月19日開催された選考委員会にて6名の選考委員による厳正な審査を経て内定し、2004年3月開催の理事会において決定された。対象となった報告論文にはきわめて優れたものが多く選考は長時間にわたったが、最終的に、ニューヨーク市立大学ザ・グラデュエイト・センター美術史学科博士課程大島徹也氏と東北大学専門研究員五月女晴恵氏が受賞者と決定した。その理由については、選考委員のうち最も専門の近い大高委員と私、河野が執筆したので、ここで読み上げる。当財団では、美術研究の一層の充実をはかり、研究意欲を高めるため1993年度から鹿島美術財団賞を創設し、毎年「美術に関する調査研究」助成を受けた研究者のうち、特に優れた研究者2名に対して授与している。本年度は2002年度に助成を受け、提出期限までに研究報告書を提出し、『鹿島美術研究』2.美術振興事業第11回鹿島美術財団賞授賞式・2004年度助成金贈呈式・研究発表会① 第11回鹿島美術財団賞授賞式左 五月女氏   右 大島氏

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