助成対象 助成申請状況と選考■第12回鹿島美術財団賞―27―Ⅳ.2005年度事業計画① 絵画等美術品に関する調査研究② 美術史に関する調査研究③ 美術館学に関する調査研究2005年度の「美術に関する調査研究」の助成は、2004年7月末の締切日までに推薦委嘱者から84件の助成候補者の推薦があったが、9月30日の申請書の締切日までに提出された申請書は78件であった。この申請書について、本年1月24日の選考委員会で選考の結果、別紙助成内定者名簿のとおり、55件を採択することに内定し、3月の理事会の承認を得て正式に決定された。調査研究の助成を受けた研究者のうち特に優れた研究者を奨励するために、1993年度より「鹿島美術財団賞」を創設した。2005年度も、2003年度に助成を受け、提出期限迄にその研究報告書を財団に提出し、2004年度発行の「鹿島美術研究」(「年報」第21号別冊)に報告書が掲載された研究者を対象として、特に優秀と認められる研究者を選考した結果、下記の2名が受賞者に内定し、3月の理事会で正式に決定され、5月13日の授賞式でそれぞれに賞状と賞金50万円が授与する。第12回鹿島美術財団賞受賞内定者宮島 綾子(31歳、国立新美術館 設立準備室 研究員)研究課題「ニコラ・プッサンとその周辺のフランス人画家における村上 博哉(44歳、愛知県美術館 主任学芸員)研究課題「松本竣介研究−《画家の像》、《立てる像》、《五人》《三人》の解読−」古代受容の一様相」1.美術に関する調査研究の助成(予算額2,800万円)
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