鹿島美術研究 年報第24号
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助成対象 助成申請状況と選考■第14回鹿島美術財団賞金50万円が授与された。(37歳、お茶の水女子大学 比較日本学研究センター 准教授)―25―Ⅳ.2007年度事業計画① 絵画等美術品に関する調査研究② 美術史に関する調査研究③ 美術館学に関する調査研究2007年5月授与(2006年度)「美術に関する調査研究」の助成は、2006年7月末の締切日までに推薦委嘱者から80件の助成候補者の推薦があったが、9月30日の締切日までに提出された申請書は71件であった。この申請書について、本年1月12日開催の選考委員会にて選考の結果、Ⅴ.2007年「美術に関する調査研究」助成決定研究者と研究課題のとおり、48件を採択することに内定し、3月の理事会で承認を得て正式に決定された。鹿島美術財団賞は美術に関する調査研究の助成を受けた研究者のうち特に優れた研究者を奨励するために1993年に創設した。2007年度については、2005年に助成を受け、提出期限迄にその研究報告書を財団に提出し、2006年度発行の『鹿島美術研究』(『年報』第23号別冊)に報告書が掲載された研究者を対象として、特に優秀と認められる研究者を選考した結果、下記の2名が受賞者に内定し、3月の理事会で承認を得て正式に決定され、5月11日の授賞式でそれぞれに賞状と賞第14回鹿島美術財団賞受賞内定者芳賀 京子(38歳、東北大学大学院 文学研究科 准教授)研究主題:古代ローマ世界の「マント式ヘルマ柱」ロール・シュワルツ−アレナレス研究主題:「応徳涅槃図」試論−ローマ人によるギリシア美術のパトロネージ−−陰陽道と星辰信仰をめぐる二重のイメージ−1.美術に関する調査研究の助成(予算額3,000万円)

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