―31―研 究 者:神戸大学大学院 文化学研究科 博士課程後期 王 元 林私は、仕事と研究の過程中に、中国・朝鮮半島・日本三つの地域の美術史と古代文化の東西交流などに深く興味を持って、ずっと深い研究を望みたいと研究の成果を上げると日本に来て、より広い視野と日本・中国文化交流の歩みと歴史の中から、東洋絵画史の一分野として「中国における屏風画の研究」というテーマで、さまざまな文献資料と最新の考古発掘資料を収集して、最新の研究動態なども把握して、研究論文を準備している。屏風画については中国古代絵画史上において発生が比較的に早いし特色が非常に鮮明な絵画の表現形式である。中国の古文献、考古発掘調査の成果、様々な画跡の伝世品を見たら、中国古代屏風画の種類、図像及び風格が比較的な豊富であり、研究の価値が非常に高いである。日本絵画史上には、障壁画、背障、衝立などの屏風画作品が、非常に豊富である。これらの作品については歴史淵源を見たら中国古代屏風画と関係が緊密である。この両方の比較研究の必要性が強いである。それで、両方の屏風画作品の関係、図像風格、地域特徴などから、比較的に研究するのは中国古代屏風画の発展変化を研究するの重要な組成部分になっている。つまり、絵画史・伝記など古文献典籍、墳墓壁画、石窟寺院壁画、画跡の伝世品、磁器、木彫など屏風画の原始的な資料を蒐集し、実証、比較、帰納、分類など研究方法で活用して、中国屏風画の歴史あるいは東洋屏風画史を探求したいのである。東アジアの作例を比較していくことになり各地の絵画文化の伝播と受容の様相が明らかとなってくる。このように私の研究は、古代においても、現代においても国際文化交流と非常に深い関わりを持っているのである。研 究 者:東北大学大学院 文学研究科 博士課程後期 喜 田 早菜江研究目的の概要① 中国における屏風画の研究② シャルダンの初期人物画研究
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