第16回鹿島美術財団賞選考委員会は平成20年12月25日、木村、高階、有賀、河野、小佐野、そして大高の6人の委員の出席のもとに開催されました。2007年に助成金を受け、その研究報告書を期限内に提出し、昨年度刊行の『鹿島美術研究』（年報第25号別冊）に掲載された37篇の論文を対象に選考が行われました。事前審査の資料をもとに、まず全件について逐一意見交換を行った後、二次、三次の絞り込みを重ねての厳正2．美術振興事業⑴ 第16回鹿島美術財団賞授賞式・2009年助成金贈呈式・研究発表会① 第16回鹿島美術財団賞授賞式 神戸大学大学院文化学研究科博士課程後期、大原美術館 学芸員 孝岡睦子氏財団賞の授賞式は2009年5月15日午後1時30分より、鹿島KIビル大会議室で行われ、選考委員を代表して、河野元昭・秋田県立近代美術館長から選考理由の説明があった後、当財団会長鹿島昭一より、上記、授賞者に対して賞状と副賞50万円を授与した。当財団では、美術研究の一層の充実をはかり、研究意欲を高めるため1993年度から鹿島美術財団賞を創設し、毎年「美術に関する調査研究」助成を受けた研究者のうち、特に優れた研究者2名に対して授与している。本年度は2007年に助成を受け、提出期限までに研究報告書を提出し、『鹿島美術研究』（年報25号別冊）に掲載された研究者を対象として、2008年12月25日に開催された選考委員会にて選考した結果、次の2氏が受賞者に内定し、2009年3月10日開催の理事会で正式に決定した。授賞者：早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程 楢山満照氏― 13 ― 河野元昭選考委員（東京大学名誉教授）の選考理由説明楢山氏 孝岡氏
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