鹿島美術研究 年報第30号
28/124

第19回財団賞は2011年度刊行『鹿島美術研究』年報28号別冊収載の論文50篇を対象に、2011年12月16日に開催された選考委員会において、高階秀爾、有賀祥隆、大髙保二郎、河野元昭、それに私、小佐野の5名の選考委員による厳正な審査を経て内定し、2012年3月22日開催の理事会によって決定されました。一次選考、二次選考と時間をかけて慎重に審査して候補を絞り込み、最終的に、日本・東洋美術部門は、関西大学大学院文学研究科博士課程満期退学の谿季江氏が、西洋美術部門は、東京芸術大学美術学部教育研究助手の深田麻里亜氏が、財団賞の受賞者に選ばれました。4.美術普及振興⑴ 第19回鹿島美術財団賞授賞式・2012年助成金贈呈式・研究発表会① 第19回鹿島美術財団賞授賞式財団賞の授賞式は2012年5月11日午後1時30分より、鹿島KIビル大会議室で行われ、選考委員を代表して、小佐野重利・東京大学大学院人文社会系研究科教授から選考理由の説明があった後、上記、授賞者に対して賞状と副賞50万円を授与した。当財団では、美術研究の一層の充実をはかり、研究意欲を高めるため1993年度から鹿島美術財団賞を創設し、毎年「美術に関する調査研究」助成を受けた研究者のうち、特に優れた研究者2名に対して授与している。本年度は2010年に助成を受け、提出期限までに研究報告書を提出し、『鹿島美術研究』(年報28号別冊)に掲載された研究者を対象として、2011年12月16日に開催された選考委員会にて選考した結果、次の2氏が受賞者に内定し、2012年3月22日開催の理事会で正式に決定した。授賞者:関西大学大学院文学研究科博士課程満期退学 谿   季 江氏    東京藝術大学美術学部教育研究助手     深 田 麻里亜氏       谿氏       深田氏 小佐野重利選考委員(東京大学大学院人文社会研究科教授)の選考理由説明

元のページ  ../index.html#28

このブックを見る