第20回財団賞は2012年度刊行『鹿島美術研究』年報29号別冊収載の論文43篇を対象に、2012年12月19日に開催された選考委員会において、高階秀爾、有賀祥隆、河野元昭、小佐野重利、それに私、大髙保二郎の5名の選考委員による厳正な審査を経て内定し、2013年3月14日開催の理事会によって決定されました。一次選考、二次選考と時間をかけて慎重に審査して候補を絞り込み、最終的に、日本・東洋美術部門は、サントリー美術館学芸員の池田芙美氏が、西洋美術部門は、九州大学大学院人文科学研究院専門研究員の荒木文果氏が、財団賞の受賞者に選ばれました。4．美術普及振興⑴ 第20回鹿島美術財団賞授賞式・2013年助成金贈呈式・研究発表会① 第20回鹿島美術財団賞授賞式財団賞の授賞式は2013年5月17日午後1時30分より、鹿島KIビル大会議室で行われ、選考委員を代表して、大髙保二郎・早稲田大学文学学術院教授から選考理由の説明があった後、上記、授賞者に対して賞状と副賞50万円を授与した。当財団では、美術研究の一層の充実をはかり、研究意欲を高めるため1993年度から鹿島美術財団賞を創設し、毎年「美術に関する調査研究」助成を受けた研究者のうち、特に優れた研究者2名に対して授与している。本年度は2011年に助成を受け、提出期限までに研究報告書を提出し、『鹿島美術研究』（年報29号別冊）に掲載された研究者を対象として、2012年12月19日に開催された選考委員会にて選考した結果、次の2氏が受賞者に内定し、2013年3月14日開催の理事会で正式に決定した。授賞者：サントリー美術館学芸員 東京大学 日本学術振興会特別研究員（PD） 池 田 芙 美 氏荒 木 文 果 氏 荒木氏 池田氏 大髙保二郎選考委員（早稲田大学文学学術院教授）の選考理由説明
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