鹿島美術研究 年報第34号
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1.美術に関する調査研究助成(内訳:1.「美術に関する調査研究」助成) 我が国の美術の振興に寄与する絵画・美術史・美術館学等に関する調査研究を行う研究者に対する研究助成を決定した。また、前年度に助成した研究者の中で特に優れた研究成果をあげた者に対し、財団賞の授与を決定した。2.美術に関する出版援助(内訳:2.「美術に関する出版援助」) 我が国の美術の振興に寄与する優れた美術研究の成果を広く研究者及び一般に提供する著作の出版費用援助を決定した。3.美術に関する国際交流援助(内訳:3.「美術に関する国際交流援助」) 美術に関する国際交流を促進し、国際的な美術の振興に寄与するために、⑴外国人研究者招致(国内での海外美術の紹介および日本美術の研究)、⑵海外派遣(国内の研究者の海外美術の調査、日本美術の紹介または在外日本美術の調査)、⑶国際会議開催(国内において開催)、⑷国際会議出席(海外において開催)のための費用援助を決定した。4.美術普及振興(内訳:4.「美術普及振興」) 美術研究、あるいは、広く一般に作品鑑賞の一助となる情報を提供し、我が国をはじめ海外の豊かな文化遺産を次代へと伝えていくことの大切さについての理解や協力を促進するという観点から、⑴財団賞授賞式・助成金贈呈式ならびに研究発表会、⑵第45回東京美術講演会、⑶第44回東京美術講演会講演録の刊行、⑷『鹿島美術研究』抜刷等、⑸その他の特別プログラムを実施した。2016年度は定款第3条に定める「美術の振興をはかり、もって我が国の文化の向上、発展に寄与する」目的を達成するため、事業計画に則り、美術振興事業として以下1~4の事業を実施した。計  43件   金額 3,247万円(鹿島美術財団賞 賞金2件 100万円を含む) 計  6件   金額 計  7件   金額 計  5件   金額 ― 5 ―500万円455万円906万円Ⅱ.2016年度事業報告

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