(注)研究者の課題、所属、職名は選考時のものです。②2018年助成金贈呈式2018年助成金贈呈式は、第25回鹿島美術財団賞授賞式に引き続いて行われ、選考委員を代表して、高階秀爾・大原美術館館長から、2018年1月26日開催の助成者選考委員会における選考経過について説明があった後、岡本専務理事より助成金が贈呈され、助成者を代表して東京大学東洋文化研究所特任研究員神田惟氏から挨拶があった。動につれてどのようにその視野に映じてくるのか、プロト・バロック的な空間構造を視覚体験として論証する。併せて、不意に姿を現すキリストの登場を、同じくパルマのサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂の《キリストの再臨》との比較し、最終的には「神と信者との交流」を実現させるための視覚装置であったと結論付けるのである。実際の堂内空間での調査と文献研究が巧みに融合されて優れた調査報告となっている。③研究発表会本年度の研究発表会は5月11日鹿島KIビル大会議室において第25回鹿島美術財団授賞式並びに2018年「美術に関する調査研究」助成者への助成金贈呈式に引き続いて、財団賞授賞者2名とそれに次ぐ優秀者2名のうち1名の計3名の研究者により次のとおり発表が行われた。―19―(文責大髙保二郎選考委員)
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