研究■表■■■表■■ 1.■■■■に■る■■■■に■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■関■■■■に■(注)研究者の課題、所属、職名は選考時のものです。 ② 2022年助成金贈呈式を絵画制作のプラクティスの観点から再利用の意図を調査分類したことが評価される。ピカソ絵画の新しい見方、評者の造語でいえば、イントロスペクト(絵の中を覗き見ること)を提唱しており、今後の進展が大いに期待できる。 2022年助成金贈呈式は、第28回鹿島美術財団賞授賞式に引き続いて行われ、選考委員を代表して、高階秀爾・大原美術館館長から、2022年1月27日開催の助成者選考委員会における選考経過について説明があった後、高橋専務理事より助成金が贈呈され、助成者を代表して小石絵美氏(日本学術振興会特別研究員PD・筑波大学)から挨拶があった。■■■美■秋田市立千秋美術館 学芸員 村 田 梨 沙平福穂庵(1844〜90)は秋田県角館町出身の日本画家であり、子である百穂(1877〜1933)もまた日本画家でありアララギ派の歌人として知られている。穂庵の画業は、幕末の京都での写生を中心とした絵画学習を土台に、様々な主題、画風を手掛け、明治20年代はじめには中央画壇へも進出、明治23年(1890)第3回内国勧業博覧会に出品した「乳虎」は彼の集大成であり、近代以降の秋田県内出身の日本画家の系譜を考える上で始点となる重要な存在である。本発表では、穂庵の明治初期から10年代にかけての北海道滞在に焦点をあてる。複③ 研究発表会本年度の研究発表会は5月19日鹿島KIビル大会議室において第28回鹿島美術財団授賞式に引き続いて、財団賞授賞者2名、及び優秀賞授賞者2名の計4名の研究者により次のとおり発表が行われた。― 20 ―(文責:小佐野重利委員)
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