♦襟留沓谷竜次郎作♦腕環沓谷竜次郎作♦鷲置物鈴木長吉作♦人長舞図花瓶紹美栄祐作♦十二の鷹鈴木長吉作明治三十三年(1900)パリ万国博覧会♦狙公沼田一雅作♦水中濫鯉置物大島如雲作明治三十七年(1904)セントルイス博明治四十三年(1910)日英博覧会♦子熊二匹置物山田宗美作上記のうち,東京国立博物館保管のウィーン博出品作およびウォルターズアートギャラリーの1876年フィラデルフィア博出品作については「明治初期の博覧会を飾った金属器」(MUSEUM492号)で取り上げ,この二つの博覧会で隆盛を誇りながらも,以後の国内の博覧会ではほとんど見られない日本の金工品のふんだんな装飾が施された大振りの薄端花器や香炉の様子を紹介した。また,オーストリア応用芸術美術館所蔵の大香炉については「ウィーン万国博覧会出品の銅製大香炉について」(MUSEUM査結果をふまえた作品や作家を巡る疑問点が多く,また,調査を要する作品がまだ数多く残っているので全体的な考察を行なうのは時期尚早であるが,とりあえずの調査♦弁財天像額岡崎雪声作銘「大日本東京雪声鍋」♦救難「海野美盛図様沼田一雅作之」♦金魚模様花瓶「関義平作」銘506号)でこの作品の調査内容を示し,大島安太郎(号笑花軒)の作と推論した。調以上ウォルターズアートギャラリー蔵ヴィクトリアアンドアルバート美術館蔵以上東京国立博物館蔵東京国立近代美術館蔵東京芸術大学蔵フィラデルフィア美術館蔵-165-
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