注2この「冥府巡歴絵」の問題については,次の小論で考察している。絵巻の中で最も長いものの,物語の冒頭部分で中断されている。一方のメトロポリタン本は,全巻を通じて詞書と画面のそれぞれに欠損部分があり,いずれの絵巻も不明確な点が多いが,近年,相次いで論考が発表されている。「地獄絵の変容」『講座平安文学論究第8号』平成四年五月風間書房-184-
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