(20) 相澤正彦「大永七年銘九相詩絵巻について」(『MUSEUM』516号・平成6年)(5) また,これに続けて『往生要集』は「いまだこの相を見ぎるときは愛染甚だ強け(II) 青木清彦「九相観の文学」(『武蔵野女子大学紀要』11号・昭和51年),川上実「九(12) 『往生要集』巻上第五人道不浄において源信は,まず肉体の複雑な構造を詳述し,(13) 『宝物集』巻第七(『新日本古典文学大系』40(岩波書店・平成5年)pp318-319)(14) 『当麻曼茶羅疏』巻一三(『浄土宗全書』13(明治43年)p506)(15) 『今昔物語』巻一九—第二(『日本古典文学大系』25(岩波書店・昭和37年)pp57-(17) 竹井明男「醍醐寺球魔堂とその周辺」(『仏教芸術』134号・昭和56年)(18) 『日本絵巻大成7(餓鬼草紙・地獄草紙・病草紙・九相詩絵巻)』(中央公論杜・昭(21) 私が実地調査したところでは,京都府長岡京市楊谷寺,同市西光寺などに江戸後(22) 蓮見重康「表具師能阿弥と来迎寺十界図」(『美術史』10号・昭和28年)大串純夫れども,もしこれを見已れば欲心都て罷み,懸かに忍び耐へざること,糞を見ぎればなお能<飯を嗽へども,忽ち臭気を聞がば即便ち嘔吐するが如し」と説いている。この一文は『摩詞止観』巻9上の一節をそのまま引用したものである。(6) 細川涼ー『女の中世』(日本エディタースクール出版部・平成元年)pp247-254(7) 山本幸司『稿と大祓』(平凡杜•平成4年)ppl4-15(8) 『今昔物語』巻二四—第五(『日本古典文学大系』25(岩波書店・昭和37年)pp281-282) (9) 『方丈記』二(『日本古典文学大系』30(岩波書店・昭和32年)p30)(10) 『閑居友』巻上_第一九(『新日本古典文学大系』40(岩波書店・平成5年)pp403-407) 相観の絵画」(『愛知県立芸術大学紀要』11,12, 13号・昭和57-59年)ついでその各部が無数の虫に蝕まれる次第を語り,最後に死後の身体(屍体)が腐り果てる様子について説いている。60) (16) 徳江元正『芸能・能芸』(三弥井書店・昭和51年)ppl04-105和52年)に全図が掲載されている。(19) 玉村竹二『夢窓国師年譜』(平楽寺書店・昭和33年)p4期作の懸幅形式の九相図があり,また『思文閣古書資料目録』第139号(平成6年)には伝丸山応瑞筆の絵巻物形式の九相図が掲載されている。-104-
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