【聖衆来迎寺本旧軸木修理銘年紀】「六道絵新資料」(『国華』753号・昭和29年)NO 1 正和二年1313年2 永享三年1431年3 文明九年1477年4 明応九年1500年5 天文七年1538年6 永禄九年1566年7 寛永八年1631年8 -13 天和三年1683年(23) 『二水記』大永五年(1525)三月十五日条には筆者鷲尾隆康が本図を拝観したことが記され,『考古画譜』には江戸時代における本図をめぐる言説が集成され,また近世末には本図の絵説き台本ともいうべき『六道絵相略縁起』が編まれた。そして現在でも八月のお盆には本図(模本)が堂内に懸けられる。(24) 私は平成五年度,東京・京都・奈良の各国立博物館及び大阪市立美術館を巡り聖衆来迎寺本各幅の実地調査を行った。調査のご許可をいただきました聖衆来迎寺,特別観覧の便宜をおはかり下さいました博物館美術館の担当学芸貝諸氏に対し,記して感謝の意を表します。また本調査研究に対して助成下さいました鹿島美術財団に一ー末尾となりましたが冗ー万ロ西暦118年46年23年38年28年65年} 52年心より御礼を申し上げます。-105-
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