鹿島美術研究 年報第11号別冊(1994)
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所在地:Cerrate(Lecceの北)年に修復され,レッチェ市のしっかりとした管理下にあります。おそらく,14-15世紀に再建した際に,壁画のついた切石を勝手に積み上げたために,壁画の一部は天地左右が不揃いとなっています(その後,あらためて漆喰で塗られたのでしょうが,現在は最下層の古い壁画を中心に修復してあります)。したがって,壁画の制作は13世紀と考えられますが,相当にビザンチン美術の影響の強い様式です。(プーリア州以外の調査地については省略)(7) S. Maria di Cerrate 12世紀に建設されたロマネスク様式の教会で,堂内は壁画で覆われています。1965-443-

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