鹿島美術研究 年報第11号別冊(1994)
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(10) 岩田茂樹「石山寺法輪院の如意輪観音半珈像について」宇野茂樹編『近江の美術(11) 『寺門伝記補録』第四によると,「三井所伝,善神像凡三」とし,その三として「天(9) 松島健「石山寺多宝塔の快慶作本尊像」『美術研究』341昭和63年昭和61年(8) 三宅久雄「玉桂寺阿弥陀如来像とその周辺」『美術研究』334昭和51年と民俗』平成6年思文閣出版女坐像高一尺三寸七分,愛子七寸五分」とする像が,この詞梨帝母像を指すようであるが,「仏工院覚作之」としている。しかし,その作風や玉眼を嵌入する仕様からして,時期的に合致しない。-45-

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