1,林和靖3'蘇拭7(29%),黄庭堅1である。蘇拭は陶淵明に次いで,2位である。15世紀後半の状況7 (23%),黄庭堅2である。蘇拭は陶淵明・林和靖をわずかに上回り,1位である。16世紀の状況(35%)である。蘇拭の比重がかなり大きくなっている。春沢永恩(注5)では,陶「賛山谷先生」「孤山放鶴図」「蓮杜図」「和靖歓蓬梅図」がある。陶淵明2件(40%),林和靖2件,黄庭堅1件である。蘇試は見えない。惟肖得巌(1360-1437)には「夕佳楼詩序」「雪渓乗興図叙」「李白騎鯨図」「賛山谷像」「杜陵騎聰図」「東破詠海棠図」「淵明採菊図」「題柴門月色図寄南郡故人」「夜雪訪戴図為雪澗上人賦」「子猷訪戴図」「楽天参鳥稟図」「浣花硲図」「山陰雪月図」「波仙遊赤壁」があり,王徽之4件,陶淵明2件,杜甫3件(23%),李白1件,白楽天1件,蘇拭1件(8%),黄庭堅1件である。蘇拭は他の文人に比べて少ない。江西龍派(1375-1446)には「賛白楽天」「題淵明像」「賛林和靖」「四時小景枕屏」「蘇公長堤図」「東破先生画像」「賛淵明」「山谷画像」「杜甫画像」「東披試院煎茶図」「東破t乏穎図」「東波愛海棠図」「東破戴笠図」「蘇公堤図」「柴桑帰隠図」「柴桑」「題淵明帰去図」「浣花酔帰図」「浣花酔帰図」「題和靖宅図」「李龍眠写淵明真図」「題和靖愛梅図」「題龍眠所画三咲図」があり,陶淵明8件(33%),杜甫4'李白0'白居易心田清播には「淵明画像」「虎渓図」「帰去来図」「賛和靖」「和靖愛梅花図童鶴」「東破笠展図」「風水洞図」「東域訪半山図」「浣花酔帰図」「浣花酔帰図」「子猷訪戴図」「賛王子猷」があり,王徽之2件,陶淵明3(25%),杜甫2'林和靖2'蘇拭3件(25%)である。蘇拭は陶淵明とともに1位である。希世霊彦では(注2)'王徽之1件,陶淵明8(16%),杜甫10,李白5'白居易1,林和靖15(29%),蘇試10(20%),黄庭堅1である。蘇拭は2位である。景徐周麟では(注3)'陶淵明6件(20%),杜甫3'李白5'白居易1,林和靖6(20%),蘇載雪嶺永瑾(注4)では,陶淵明4件,李白4件,杜甫l件,白楽天2件,蘇拭6件淵明2件,李白0'杜甫1,白楽天〇,蘇拭7件(63%),黄庭堅1となり,蘇拭は他を圧倒している。以上のように,13世紀から14世紀には陶淵明,李白,杜甫,白楽天関係の作例は見える。しかし確実に蘇拭に関係する作例というものは見られない。15世紀に入ってようやく蘇戟像は頭角を現わし,五山僧の詩文のなかで,陶淵明像,杜甫像とともに重-407-
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