(3) 日本国内のクレー作品についてはかつて展観が試みられ,23点が展示された。「日2.《アフロディテの解剖学Anatomie der Aphrodite》1915/45水彩3.《金色の縁のあるミニアチュールMiniature in Gold gefasst》1916/7 水彩4.《紫と黄の運命の響きと二つの球Violett-gelber Schicksalsklang mit den bei-den Kugeln》1916/10水彩5.《Ph博士の診察室装置Apparat aus dem Ordinationszimmer des Dr. Ph.》1922/121 水彩・油彩6.《橋の傍らの三軒の家Drei H註useran der Brticke》1922/147水彩7.《中国風の絵Chinesisches Bild》1923/235油彩・水彩8.《緑の中庭Gruner Hof》1927/300油彩・水彩9.《グラジオラスの静物Gladiolen Stilleben》1932/V3水彩10.《パレシオ・ヌアPalesio-N ua》1933/236水彩12.《動力学値のつりあいの実験Versuch einer Gleichung dynamischer W erte》1935/88 油彩13.《ラトミーLatomie》1939/132水彩(5) J. Glaesemer, Die farbigen Werke im Kunstmuseum Bern, Bern 1976, S. 39 ff.を参照。(7) 1916/13, 14, 17, 18の4点は本来1点の作品を切断し13,14はその2片ずつを再る作品も存在するが,個人所蔵の作品とともに,さらにあらためて調査を進めることにしたい。本にあるパウル・クレー作品図録・目録」,土方定一「日本にあるパウル・クレー」,『年報第3号』神奈川県立近代美術館,鎌倉,1964年,所収。(4) 宮城県美術館の所蔵するクレー作品は,以下の通りである。1.《おりたたみ椅子の子供I Kind im Klappstuhl I》1908/54黒の水彩11.《赤い鳥の話M註rchenvom roten Vogel》1935/28水彩以上の彩色画のほかに素描3点,版画5点の合計21点である。(6) 王僧儒の詩は,述欽立輯校『先秦漢魏晋南北朝詩』中,中華書房,を参照。「秋閏怨詩」は1676頁所収。鈴木虎雄全訳『玉台新詠』岩波文庫。なお,クレーの所蔵したハイルマン編Chinesiche Lyrikは,今回ベルン・クレー財団にてクレーの書き込みなどを調査した。クレー財団の援助に感謝したい。-450-
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