鹿島美術研究 年報第13号別冊(1996)
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表w人物等転用例屏風の位置1短冊(地名)左4中左2下左2中表III歴博E本に存在し『京童』の挿絵にないもの右5下右3中左6中左5下短冊題とうみや(う)しおとハのたき五条のはし四つつかかつらのかわふかくさこわた大はらのさとせんほんのたきふなおり山(船岡山)大とくし(大徳寺)ミやかわなるたきのさ(と?)(判読不能)ミやうしんし五いや川ハちさりのいけおむろ三条のはしこくうそうみつやくし1巻二新玉津島中の扇を持つ男性みつやくし,もしくは,まつのを中の群衆右4上けいせいまち巻一目病の地蔵中の座頭いまミや大とくし左4中しんによどう1巻五岩屋および大原百まんへんI巻三革堂中の人物左4下おむろ(誓願寺)(町屋)位置右6下右4上右4上▲堂子のみ◎清水寺の挿絵中に有り。同構図♦五条橋と橋上の人物。先の二名は三十三間堂の人物を転用。下方の行商人は,巻六法輪寺の農夫を転用△河川に船。人物はなし右3下右2下右2上右2上右1下左6中左6下左6下△河川のみ。人物はなし△藁鉦き屋根のみ△藁葺き屋△小山に樹木のみ。人物なし△滝の図。人物なし△山の図。短冊のみとすべきか♦堂子に集う子女。人物は巻四の鳥羽の恋塚を転用し,同じ人物を複数使用。また,巻ーの四条河原歌舞伎の舞台の転用とも見られる。参拝する女性二名は巻一子安搭から転用左5中左5下左4上左4下左4下左4下左4下△川の図。紙屋川の誤りか*短冊のみ*短冊のみとみるべきか*短冊のみ▲五体の石像△池の図。大沢の池か。♦堂子と群衆,群衆は巻二因幡薬師中の女性,巻三千本中の群衆,巻五岩屋中の人物を転用左3上左1中▲三条橋の図▲堂子のみ転用図巻三千本中の群衆左端から三人五条のはし1巻二三十三間群衆中の男性二名巻六法輪寺の荷を担ぐ農夫巻四鳥羽の懸塚中の三人の女性同上,巻一子安搭の女性巻三下鴨中の行商人と喫煙する男性I巻二因幡薬師中の女性,巻三千本中の群衆,巻五の男性巻二本願寺中の人物全貝巻二御影堂の二名の通行人と母子内容比較等の一部として転用同上ながら,再利用橋を渡る人物として転用橋のそばの通行人として転用遊廓の通行人として転用挿絵の人物を省略し,社殿前の群衆に転用堂千前の群舞する女性として三人を転用し,さらに,左端の女性を舞踊の形にみたて,パターンとして転用。参拝する女性二名は搭を拝む形をそのまま転用堂前の群衆として転用。ただし,大原からの女性は再利用群衆として転用同上群衆として再利用堂前の群衆中に散らして再利用町屋の通行人として散らして転用状況-155-

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