米倉迪夫「『似絵詞』について」(『国華』九六0,一九七三年)。(10) 「似絵詞」に取り上げられた人々は,後堀河院の時代に生存し,著名な人物であったことは,米倉迪夫氏が指摘されている。また,信実の似絵が,後堀河院や後鳥羽院の個人的趣味と結びついて受容された性格が強いことも,米倉氏により指摘されていることは,既に触れた。前掲(注3)および(注9)米倉氏論文参照。-238-
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